彩の国 武州西川材
静寂が育んだ精スピリット神を 匠の技が研ぎ澄ます。
伝統の優良材「西川材」で作る匠の技のキャビネット
江戸時代、現在の埼玉県の南西部、荒川支流の入間川・高麗川・越辺川の流域から木材を筏により江戸へ流送していました。「江戸の西の方の川から来る材」という意味から、この地方の材が「西川材」と呼ばれるようになりました。
西川林業地は、飯能市・日高市・毛呂山町・越生町にまたがり、森林面積は20,457ha、西は標高400 ~ 1,200mの山に囲まれ、東は武蔵野平野に接しています。褐色森林土で温暖な気候からスギ・ヒノキの育成に適しています。
「西川材」は埼玉県産の優良木材として、首都圏を中心に使用されています。
西川林業は、長い伝統と林業者の強い愛林思想に支えられた、丁寧な育林作業によって、優良な材が生産されています。
古くは江戸の大火のときの復興用材として、さらに関東大震災の際には木材の需要が殺到し、西川林業地が認知される様になりました。
「西川材」の特徴は、ていねいな枝打ちによる無節の優良材です。
江戸時代からの伝統を引き継いで、首都圏から最も身近な産地として、木材の提供とともに、自然環境を良くするサイクルを創る、それが西川材の役目です。